孤児院『太陽の子ども達』

『太陽の子ども達』概要
場所:モンゴル国ダルハン市
施設:住居2棟,芸術学校1棟
子ども達:38名
先生:13名(所長,生活担当の先生,芸術学校の先生,日本語の先生など)

『太陽の子ども達』について
モンゴルの首都ウランバートルから車で北へ4時間、ロシアとの国境近くに、オール県ダルハン市があります。ダルハン市の人口は約11万人。以前は製鉄業で栄えた街でした。1990年代初頭のソ連崩壊に伴い、ダルハン市の多くの工場は閉鎖され、マンホールチルドレンが多く見られるようになりました。
そのような状況を改善するために立ち上がったのがエルデネ・チュルーン先生です。エルデネ先生はモンゴル子ども人権センターにおいて、長年,子どもを保護する仕事をしてこられました。エルデネ先生は孤児院『太陽の子ども達』の所長として、約10年間にわたり、マンホールや過酷な暮らしを強いられていた子ども達を保護し、育ててきました。
孤児院の子ども達その1

子ども達が孤児院で暮らす理由
現在、孤児院には38名の子ども達が暮らしています。子ども達が孤児院で暮らす理由は様々です。親が亡くなり行き場のなくなった子ども、親はいるけれど極貧のため養えず孤児院に連れてこられた子ども、親からの暴力や性的虐待から家でしてきた子ども。父親の暴力に耐えかねた母親が父親を刺し殺し、「人殺しの子ども」と呼ばれ、親戚をたらいまわしにされたあげくマンホールで暮らしていたところ、保護された子どももいます。子ども達はマンホールから保護されたり、街をぶらついているところ先生に声をかけられたりと様々な経緯を経て孤児院で暮らしています。

子ども達の日常
孤児院『太陽の子ども達』では炊事・洗濯を子ども達が当番制で行います。当番にあたった子ども達は早起きして38名分の朝食を作ります。パンは小麦粉から作り、畑でとった野菜を使っています。子ども達は孤児院から義務教育の学校に通います。モンゴルの義務教育は11年間です。放課後は、孤児院に併設された芸術学校で芸能を学んだり、スポーツをしたり、宿題をしたりと思い思いに過ごします。

芸術学校
エルデネ先生は、2005年に子ども達の自立を目的として孤児院の敷地内に芸術学校を建設しました。プロの指導者を雇い、子ども達は、歌や踊り、馬頭琴、琴、軟体芸、切り絵の中から自分の好きなものを選択して芸能を学んでいます。
孤児院の子ども達その2

来日コンサート
数年前から子ども達による来日コンサートを行うようになりました。来日前は、1カ月間毎日10時間にも及ぶ練習を重ねます。本番の演技はプロ顔負けです。
日本に滞在中、子ども達は日本人家庭にホームステイをします。その時にホームステイ先の方々と親子の絆を結び合い、親ができたという喜びが、彼らの大きなちからとなって、ますます芸能に励むようになりました。