現地NGOの話を聞いて(第二回コンサート勉強会報告)

2009年6月22日(月) |カテゴリー:

久しぶりに日記を更新します、代表の照屋です。
突然ですが、皆様に嬉しいお知らせがあります!

モンゴル孤児院の子ども達によるコンサートの日程が決定いたしました!!
2009年12月1日(火)に文京シビックホール(後楽園駅徒歩1分)です。

会場と日時が決まりましたので、後は運営するのみです。
5,6月とコンサート運営スタッフ募集説明会をやりまして、6,7月はコンサートスタッフ向け勉強会をやっています。

先週の土曜日に、第二回勉強会をスリープログループさんの会議室をお借りして行いました。
内容は下記の通りで、かなり長丁場でした。

■マンホールチルドレンのドキュメンタリー(3.5時間)
■現在の子ども達の様子(1時間)
ゲストとして青年海外協力隊でモンゴルのNGOに2年間赴任されていた高橋由紀子さんをお招き致しました。

左から照屋、高橋さん

左から照屋、高橋さん

高橋さんは、恵まれない女子のための自立支援を理念に掲げたNGOで手芸や日本語を教える傍ら、青少年教育状況の調査で方々の孤児院をまわる活動や、JICAのバックアップもうけながら「心のかけはしプロジェクト」を行い孤児院の子ども達に「何があなたにとっての幸せか」と問いかけるワークショップもされていたそうです。

お話を伺う中で、私が印象に残ったエピソードをご紹介します。

・いろんな孤児院がある。先生の数が足りていない孤児院もあるし、子ども達の権力争いがあり、おやつを1人占めしたり、暴力が横行する孤児院もある。

・マンホール生活は、行き場を無くして最終的にやってくる場所でもあるが、最後の救いという面もある。周囲の暴力から逃げてきた子どもにとって最後の自由の場所。

・子どもにとって何が大切か。一番は家族であり家庭である。孤児院はそれにとって変わる場所だから家族のような環境作りがポイントになる。

・(路上生活をしていた子どもに手芸を教える際のエピソードで)人の話を聞く事が出来ない子どももいる。私達は人が話している時に、だまってその人の話を聞く事ができるが、これは学校教育の賜物。

・現地の人のNGOに対する認識と日本人の認識は違う。家族を養わなければいけないが職がない人にとって、外貨が入ってくる仕事をどう捉えるか。

特に上2つの事柄は、私もモンゴルで痛感した事です。私が仲良くしていたマンホールチルドレンは孤児院が嫌でマンホール暮らしを選んだと言っていました。なぜ孤児院が嫌か、というと孤児院の宗派(モンゴルはチベット仏教の国)があわない、先輩が暴力や盗みを強要するからだと言っていました。

孤児院のあるべき姿としては、寝る場所を作って終わりではなくて、先生の目が一人ひとりに行き届き、家庭の様な雰囲気を作れる様にしなくてはいけないですね。

とは言っても、孤児院も小さい予算で活動しているため、現実はなかなか難しいです。そして、孤児院を作る際にはたくさん寄付が集まるものの、維持費(先生のお給料、子ども達の毎日の食事代、衣服費)となると理解を得られにくく、潰れていく孤児院が多いのも現状です。

そして、運よく大きな支援をとりつけた孤児院では、トップが私欲に走ってしまう事も多々あります。
そして、そのトップも家族や親戚を養うのに精一杯で、本人としてはせっかく掴んだチャンスを自分の家族のために活かしているという、一概には責め難い状況もあります。

うーん・・・難しい。
高校生の頃は、孤児院さえ作ればマンホールチルドレン問題は解決するよ!と思っていましたが、大間違いでした。バックにはいろんな状況が絡み合っていて一筋縄ではいきません。

このような状況をどうしたらいいのか。
どうにかしたいとは思っているものの、私の中での回答はまだありません。
答えは現地にあるはずです。
もっとモンゴルという国を、現状を知らなくては、と思わされた日でした。

勉強会の様子

勉強会の様子

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