人は環境によって染まっていくもの。
自分が腐っていきそうで怖いです。しっかりしなくては。
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一昨年、私は大学院を休学してゆいまーるを立ち上げました。
休学する際、親に「生活費は自分で出します」と豪語してしまったため、私はアイシーネットでリサーリアシスタンントとして働くことになりました。
アイシーネットは国際開発コンサルタント会社で、ODA(政府開発援助)のプロジェクトをJICAから委託されて、実際に現地でプロジェクトを実施している会社です。大学生時代から憧れていた会社でした。
http://www.icnet.co.jp/
アイシーネットでは尊敬できる方にたくさん出会いました。
その中でも、私が最も尊敬しているのはアフリカを中心に活躍されているOさんです。
私が入社した際の歓迎会で、私はゆいまーるの話を交えた挨拶をしました。
「ずっと関わっていたモンゴルの孤児院が倒産しかけたので大学院を休学してNGO立ち上げました。自分の生活費も稼がねばなりませんのでアイシーネットで働かせて頂きます。よろしくお願いします。」
それを聞いたOさんは
「おまえアホやなぁ。ほんまもんのアホやなぁ。なんも考えんと休学してしまったんか!」
「おまえみたいなのと一緒に仕事したいわ。」
と言ってくださいました。
そして、モンゴルの事、ゆいまーるの事を真剣に聞いてくださいました。
Oさんの事についても話してくださいました。
中学生の時から国際協力をしたかったこと。アフリカの穏やかな田舎から帰国直後にその地域が内戦により焼け野原になってしまい激しい怒りにおそわれたこと。現在、ご家族も一緒にアフリカで暮らしていて、強盗に入られたり銃をつきつけられたり恐ろしい日常を生きていること。それでも世界の平和に貢献したいこと。
私は後からOさんがアイシーネットで5本指に入る偉い方だと知るのですが、
Oさんの気さくさ、途上国支援に対するアツい想い、そして私のような無計画ともいえる若者と一緒に仕事がしたいと言える寛大さに、素直に感激しました。
何歳になっても、Oさんの様にアツい気持ちを持ち続けたい、そう思いました。
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時はかわって現在、私は上海の5つ星ホテルに宿泊しています。
アイシーネットではない国際開発コンサル会社にて、
中国の経済法・企業法の法整備支援プロジェクトに関わっています。
http://project.jica.go.jp/china/0602055/01/index.html
今日明日と、中国政府向け独占禁止法研究会と、在中企業向け独占禁止法セミナーを法整備支援の一環として開催します。その会場であるホテルに宿泊している、というわけなのですが・・・
すっごく豪華なんです!

会議室

私の部屋
写真では豪華なのか否かうまく伝えられる気がしませんが、さすがは5つ星という、感じです。
豪華なのは決して無駄遣いしているからではありません。
参加者が、中国は政府高官クラス、日本側は独占禁止法の第一人者である教授、公正取引委員会の幹部級の方々であり、内容も高度で専門性の高い研究会であるため、それなりの会場を用意しなければならなかったのです。
正当な理由があっての5つ星ホテル宿泊とはいえ、毎日高級料理を食し、広い部屋に宿泊していると、もっと豪華なものをもっと美味しいものを…と欲が高まっていくのを感じます。フリーな日には観光地に行ってみようか、エステに行ってみようかと考えてしまいました。
でも、ちょっと待った。なぜ中国でODAのプロジェクトをやっているのか。
上海など大都市は別として中国はまだまだ発展途上で、貧しい生活を強いられている人がいるからです。上海は東京とかわらぬ暮らしぶりに感じますが、郊外や田舎の方はまだまだ貧しく、アフリカと変わらないくらいだ、とも聞いたことがあります。
私はODAのプロジェクトで中国に来ていながら、それを知らずして帰るのか、と思うと恥ずかしくなってきました。ODAのお金を使って中国に来ている以上、支援が必要な現場を見る責任があるのではないかと思うと同時に、豪華な生活の中でこれを楽しみ、本来の目的を忘れそうになった自分に危機感を感じました。
自分が豪勢な環境に侵されている気がして上司に疑問をぶちまけました。
「少なくとも中国において法整備は上層部の方と付き合っていく仕事だからなぁ」
と言われました。確かに・・・
法整備支援をする、ということは法整備をできる立場にある方々とお付き合いをする、ということなんですね。。。
ということは、自ずと私の生活も豪華になるわけですが、これを楽しんでいてはいけないですよね。
位の高い方とお付き合いしていても、マンホールで暮らす子ども達と大衆食堂に行ける自分でありたい、強くそう思いました。
環境に呑まれず、ピュアな自分を保ち続けたいです。
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フリーな日は田舎の方へ出掛けようかと密かに計画中です。
