はじめまして。
古里と同じく、Design Products事業を担当しています梅野です。
私はもともと、大学、大学院とモンゴルについて学んでいて、
最終的には モンゴルの児童文学 を、研究テーマとしました。
今年8月、約2年ぶりにモンゴルへ行き、こどもたちと出会ったことで、
今、前より一層「こども」について知りたくて仕方がなく、
もっともっと、彼らの近くで世界を眺めてみたい、と思うようになりました。
そんなわけで、大学院以来「こどもこども・・・」ばかりの頭になった私ですが、
モンゴルときちんと関わってみよう、と思ったきっかけは、
詩 でした。
彼らは本当に、詩が大好きな国民です。
みんな誰でも好きな詩人の一篇や二篇は必ず覚えています。
お酒の席などで覚えた詩を披露しあって、
気に入ればさっそくメモをして、自分でも覚えるんです。
生の言葉として、詩が生きている国が、私には、とてもうらやましかったです。
さて、私も文学会の方を通じて知ったのですが、現在、モンゴルの首都ウランバートルでは
「21世紀アジア詩歌祭典」
が開かれているようです。
モンゴルや、日本、中国の詩人が一堂に会して、詩を披露したり、授勲を受けたりしたようですが、
日本からは、谷川俊太郎さんがモンゴル作家連盟の最高勲章を受けたそうです。
それ以上に、谷川さんならば、モンゴルの雪原を前にどんな詩が降臨するのか、
とても興味のあるところです。
モンゴルの自然も、習慣も、文化も、歴史も、私は全部、彼らの詩から教わったと思っています。
だけれど、そうすることで、モンゴル人にとってのモンゴルが、
そのまま自分の心に、馴染んだのではないかと、そうだったら嬉しいな、と思っています。
「生きてゆくのには、ほんの僅かのものがあれば足りる。
なけなしの空間と、食物と、娯楽と、器具や道具。
これはハンケチの中の人生だ。
その代り、そこには魂はたっぷりとある。」(レヴィ=ストロース)



